【解説】パナソニックグループ 2024年度決算・2025年度業績見通しのポイント

2025年5月15日

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【解説】パナソニックグループ 2024年度決算・2025年度業績見通しのポイント

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パナソニックグループは5月9日に2024年度決算発表を行いました。本記事では、その概要をわかりやすくインフォグラフィックスで解説します。詳細の情報については、決算短信や決算プレゼンをご確認下さい。

図版:2024年度は非連結となったオートモーティブ除きで増収増益(調整後営業利益、営業利益)。純利益は前年度特殊要因の反動により減益、年間配当は前年度から13円増配(48円・配当性向30.6%(当期純利益に占める年間の配当金の割合))。2025年度はオートモーティブ除きで増収増益の見通し(調整後営業利益)。営業利益・純利益は構造改革費用の織り込みなどで減益 ※パナソニック オートモーティブシステムズ(株)の株式譲渡により、同社は2024年12月より持分法適用会社となり、連結対象から除外しています。
図版:2024年度決算・2024年度 連結業績:売上高前年比100%、オートモーティブ除きで105% ※パナソニック オートモーティブシステムズ(株)の株式譲渡により、同社は2024年12月より持分法適用会社となり、連結対象から除外しています。
図版:2024年度決算:調整後営業利益・営業利益は増益。純利益は減益(前年度の「パナソニック液晶ディスプレイ(株)の解散に伴う一時益(1,213億円)」の反動による影響)
図版:2024年度決算:営業キャッシュフロー(CF)7,961億円(前年差▲708億円)。3年累計(2022-2024年度)2.2兆円。中期経営指標(KGI)3年累計営業CF2.0兆円を達成
図版:2024年度決算・株主還元:2024年度 年間配当1株当たり48円(前年度から13円増配)。2024年度配当性向30.6%(当期純利益に占める年間の配当金の割合)。2025年5月9日 2024年度決算説明会 グループCFO 和仁古 明 コメントより「安定的・継続的な配当を実施するとともに、事業成長・利益拡大を通じて、企業価値の向上を実現していく」
図版:2025年度業績見通し:2025年度はオートモーティブ除きで増収、調整後営業利益は増益。営業利益、純利益は構造改革費用を織り込むため減益 ※パナソニック オートモーティブシステムズ(株)の株式譲渡により、同社は2024年12月より持分法適用会社となり、連結対象から除外しています。
図版:2025年度業績見通し・2025年度 セグメント別見通し:くらし事業は増収増益(増収は為替影響を除く)。コネクトは減収減益。インダストリーは増収増益(増収は為替影響を除く)。エナジーは増収増益
図版:生成AI関連における事業成長:生成AI関連事業は高成長が継続。インダストリーは、生成AIサーバ向け導電性高分子コンデンサ、多層基板材料。エナジーは、データセンター向け蓄電システム
図版:グループ経営改革にかける思い 2025年5月9日 2024年度決算説明会 グループCEO 楠見 雄規 コメントより「2025年度は持続可能な成長を果たすための経営改革に集中する」「雇用構造改革に踏み切るのは忸怩たる思い。しかし、経営基盤を変えなければ持続的に成長させることはできない」「2026年度1,500億円の収益改善(2024年度第3四半期公表値時点の調整後営業利益比)は何がなんでも達成したい」

記事の内容は発表時のものです。
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